手帳や > 手帳への思い
手帳や をはじめるにあたり、こんなことを考えました。
現代の諸活動は、A4のサイズを基本として動いている。〔手帳や〕は手帳を開いた時にA4サイズとなるA5を基本的な大きさにする。また、A5のサイズは各文房具メーカーが、そのサイズの製品を多く作り市場に供給している。大手メーカーは、やすくて品質のいいA5のノート等を大量に、そして安く供給してきた。これとの連携を図らない手はない。
最近は、手帳はビジネスの現場ばかりではなく、学校というこれまでは手帳に関係の薄かったところでの活用が増えてきている。これまで多くの学校現場で採用されてきたポケットサイズの手帳は、記入スペースに限界があるばかりではなく、使い勝手がいいものではなかった。
手帳は自分の時間・お金・事柄・感情を管理しながら、自分の人生を幸福に誘導するツールである。その記入方法は、誰かが決めたものではなく、自分が自分のやりたいように決めていくものである。手帳の記入欄に自分の発想や生活を合わせるのではなく、自分の生活や目的に手帳のほうから寄り添ってくるものでなくてはいけない。
もちろん、全く自由になる手帳は「白紙」のものになろうが、そうなると手帳を持つ意味がなくなってしまう恐れがある。そこで、極力自分仕様になる手帳の供給に努める。
さらに、個人の世界に閉じこもる必要もない。個人の枠を超え、集団が共通の事項を持つことによるメリットも、一緒に追求していきたい。
自分に関わる情報をすべ手帳に集結していく、これが理想である。しかし、現実は自分の生活実態や自分に関わる情報の多様化によりうまくいかない。そこで、手帳を自分に関わるHUB(中心軸)として、活用できるようにする。時間以外の情報は、手帳やとしては極力省くようにする。
手帳や は、週単位の用紙、日単位の用紙のどちらかを中心とする時間管理中心の手帳とその拡張のシステムを考える。
手帳は、別にはじめから記入する必要はない。そこで、週単位の用紙(または日単位の用紙)を手帳の中心におき、記入しやすい状態を考える。
手帳を使うということは、自分自身を紙の上に映し出すとことである。これが、苦痛であってはいけない。手帳の紙の手触りに心がなごんだり、カバーのデザインに元気をもらったりする。そして、自分のお気に入りの服を身につけるように、手帳カバーで手帳本体を覆っていく。